桐七炊き2wayシャツワンピース (ブルーグレー)


春、夏、秋、冬――
季節が変わっても、毎朝クローゼットで迷わず手に取れる
「お気に入りの一枚」があると、日々の生活がとてもラクですよね。
そんな思いを込めて、群馬県桐生市で作られた特別なリネンを使ってワンピースを作りました。

麻(リネン)の服は、見た目は素敵でも
「お手入れが大変そう」「すぐシワになるんじゃないか」と心配になる方も多いかもしれません。
でも、このワンピースに使われている「桐七炊き(きななだき)」リネンは、
その不安をすっと解消してくれる素材です。
今回は、その魅力と毎日の着こなしのアイデア、長く愛用するためのポイントまで詳しくご紹介します。


桐七炊きとは?


関東平野の北部群馬圏の東端、栃木県との県境に位置する桐生。
七つの織物技術・伝統的工芸品の地、この地に100年以上前から染色一筋にて産声をあげました。
当初は、着物の帯地の糊抜き・湯のしなどの最終工程をしながら
古き良き時代と共に共存共栄し、染色や色の知識・技術を生かして参りました。
代々受け継がれる職人の技と技術と熱意・思いが伝わる染色方法で桐七炊きが誕生しました。


毎日の手入れが簡単 -- 洗濯機で洗って干すだけ


リネンを避けてしまう理由のひとつは、お手入れの面倒さです。
しかし桐七炊きリネンは、洗濯機で洗って形を整えて干すだけでOK。
アイロンをかけなくても、洗いざらしの自然なシワをそのまま楽しめます。

「リネンはシワになりやすい」と思われがちですが、
このワンピースはシワもデザインの一部として美しく見せてくれるため、
毎日忙しい人にとって強い味方です。

さらに、乾きやすく、型崩れしにくい素材なので、
出かける直前でもさっと洗って着られる安心感があります。
これが毎日の服選びのストレスを減らし、自然体で過ごせる理由です。


桐七炊き2wayシャツワンピース (生成り)


デザインへのこだわり -- 美しさと機能性の両立


このワンピースには、シンプルながら細部にこだわったデザインが施されています。

首元をすっきり見せるバンドカラー:
顔周りをシャープに見せ、すっきりした印象に

肩まわりがラクなラグラン袖:
腕を上げやすく、肩が凝らない設計

体のラインを拾わないゆったりシルエット:
リラックスしながらも上品

両サイドポケット付き:
スマホや小物を入れられる実用性

リネンの風合いを活かしつつ、
体型を問わず美しく見えるシルエットに仕上げられているので、
年齢や体型を気にせず着ることができます。


長く愛せる素材 -- 麻の丈夫さと経年変化の楽しみ


麻は丈夫で長持ちする素材です。
繊維が強く、通気性や吸湿性にも優れているため、季節を問わず快適に着用できます。
また、時間が経つほどに柔らかくなり、風合いが増していくので、育てる楽しみがあります。

日本の縫製士が一点ずつ丁寧に仕立てているため、日常使いでの耐久性も高く、長く愛用することができます。
何年経っても、「やっぱりこれが一番落ち着く」と思える一枚になるでしょう。


着こなしアイデア -- 一枚で、羽織って、重ねて


春・夏の着こなし:
ワンピースとしてさらりと一枚で着るだけで爽やか。
足元はサンダルやスニーカーでカジュアルにも、パンプスで少しきれいめにも調整可能です。

秋の着こなし:
薄手のカーディガンやジャケットを羽織れば、軽いアウターとしても活躍。
外出先で気温が変わっても、体温調節が簡単です。

冬の着こなし:
ニットやタートルネックをインナーに重ね、コートの下に着れば防寒も万全。
肩まわりが動かしやすいため、厚手のアウターでも窮屈さを感じません。


桐七炊き2wayシャツワンピース (生成り)

桐七炊き2wayシャツワンピース (ブルーグレー)


桐七炊き2wayシャツワンピース (ネイビー)


手入れのコツ -- 毎日気軽にリネンを楽しむ


1.洗濯機でネットに入れて洗う
2.脱水は短めにして型崩れを防ぐ
3.形を整えて干す(自然なシワを活かす)
4.必要に応じて軽くアイロンも可能

シワを「味」として楽しむことで、毎日着ても気負わず、自然体の美しさを楽しめます。


桐七炊きリネンワンピースがある暮らし


このワンピースをクローゼットに迎えると、毎朝の服選びが格段にラクになります。
忙しい朝でも迷わず手に取れる安心感。
柔らかく、肩の凝らない着心地で、季節やシーンを問わず活躍する一枚です。

さらに、時間が経つほどに風合いが増し、自分だけの一着に育っていく楽しみもあります。


年中手放せない「私の定番」


桐七炊きリネンで自然なシワと美しい風合い

・洗濯機で簡単にお手入れできる
・季節を問わず快適に着られる
・デザインは体型を選ばず上品
・時間とともにやわらかさと味わいが増す

「一年中着られる一枚」を探している方に、自信を持っておすすめできるワンピースです。
私にとって、毎日の生活に寄り添い、何年経っても変わらず愛せる、そんな特別な一枚になりました。



桐七炊き(きななだき)とは


関東平野の北部群馬県の東端、栃木県との県境に位置する桐生。
七つの織物技術・伝統的工芸品の地で染色技法したものを「桐七炊き」といいます。


コットンリネン はおりジャケット(生成り)


100年以上前から染色一筋に上げた産声


100年以上前、この地で染色一筋にて産声を上げたことから始まりました。
当初は、着物の帯地の「糊抜き」や「湯のし」などの最終工程を担いながら、
古き良き時代と共に共存共栄し、染色や色の知識・技術を生かして参りました。
その長い歳月の中で磨かれた「色を見極める目」が、今の『桐七炊き』の根幹に流れています。


リネン100% バンドカラーブラウス(ダスティピンク)


着ることで実感する、生地の心地よさ


桐七炊きの生地は、服として身につけることで、その良さがよりはっきりと感じられます。
布の落ち感、肌へのあたりのやさしさ、長時間着ても疲れにくい軽やかさ。

生地と体の距離が自然であること。
それが、桐七炊きの服の魅力です。


リネン2wayシャツワンピース(ブルーグレー)


「桐七炊き」から生まれる服


「桐七炊き」を使用し、服をお作りしています。
形はシンプルに、縫製は着心地を損なわない工夫を重ねています。

染め、生地、仕立て。
それぞれが調和することで、長く着られる一着が生まれます。
静かな色合いと確かな手触りは、日々の暮らしに自然に溶け込みます。


日々の暮らしに自然となじむ一着を


桐七炊きの服は、特別な日のためでけはなく、日常に寄り添う一着です。
使い、洗い、時間を重ねることで、色や手触りは少しずつ落ち着き、体になじんでいきます。

派手ではないけれど、手に取ればわかる確かさ。
桐生という土地で育まれた生地の魅力を、日々の暮らしの中で感じていただければと思います。



東炊き — 江戸時代の染色法「釜入れ」をもとにした、現代職人による手染め


東炊きのルーツは、江戸時代の職人たちが限られた道具の中で生み出した「釜入れ」という知恵にあります。
現代の効率を優先した大規模な染色機では、生地に大きな負荷がかかり、繊維が硬くなってしまいがちです。
しかし、東炊きはあえて「逆」を行きます。

小さな鉄釜に、生地を優しく泳がせるように入れ、時間をかけてじっくりと煮込む。
この「手間」こそが、大量生産品には決して出せない、唯一無二の価値を生み出すのです。


コットンリネン サイドタックワンピース(カーキ)


大きな魅力


東炊きは長い時間をかけて煮るため、
繊維がリラックスし、ふんわりと空気を含んだような仕上がりになります。

「くたっと」した絶妙なヴィンテージ感 一度洗いざらしたような、自然なシワ感とムラ感が特徴です。
新品なのに、肌に馴染む感覚を楽しめます。


コットンツイル ノーカラージャケット(ブラック)


繊維が呼吸を始める「究極の柔らかさ」


東炊きを施した布地は、繊維一本一本がリラックスし、たっぷりと空気を含んでいます。
その肌触りは、驚くほどしっとりと、とろけるような柔らかさ。

肌に触れた瞬間に感じる「とろみ」と、自然に生まれる優雅なドレープ(落ち感)。
それは、身に纏うだけで心まで解きほぐしてくれるような、安らぎを与えてくれます。


チュニック丈ロングシャツ(グレー)


一点もののような、奥行きのある表情


もう一つの魅力は、その独特な表情です。
釜の中で揉まれながら染まることで生まれる、
繊細で奥深いムラ感と、洗いざらしのようなヴィンテージ風のシワ感。

これは、計算して作られたデザインではありません。
職人の手仕事と、生地自体の「なりたい形」が合わさって生まれた、まさに一期一会の表情。
使い込むほどにあなたの肌に馴染み、より豊かな風合いへと育っていく楽しみがあります。


静かに、ていねいに、暮らしに寄り添う一枚


東炊きの生地に触れたとき、きっとその「高さ(価値)」を指先で感じていただけるはずです。
alinでは、この東炊きの生地を使用したアイテムも展開しています。
ぜひ、写真だけでは伝えきれない、
その「日常の何気ない瞬間に、心地よいの肌触り」を体験してみてください。



遠州織物 — 静岡・遠州地方で織られる、日本の上質な布


静岡県西部、浜松を中心とした遠州地方は、昔から織物の産地として知られてきました。江戸時代から続くこの土地の織物づくりは、今もなお職人たちによって丁寧に受け継がれています。

そんな遠州地方で生まれる「遠州織物」は、ただの布ではありません。土地の気候や風土、そして人の手が重なって生まれる、味わい深い国産ファブリックです。


リネン混シャツワンピース(ブルーグレー)


自然が整える、織物づくりにぴったりの環境


遠州地方は、「からっ風」と呼ばれる乾いた風と、清らかな地下水に恵まれた地域。糸の洗いに適した水と、乾燥にちょうどよい風が、生地を美しく仕上げる手助けをしてくれます。こうした自然環境は、昔も今も、良質な日本製の綿麻生地をつくるために欠かせない条件といえるでしょう。

手に触れたときにふんわりとやさしく、肌に馴染む。そんな風合いの背景には、自然の力と人の技がしっかりと働いています。


リネン混シャツワンピース(ロイヤルブルー)


シャトル織機が織り上げる、やわらかな風合い


遠州織物の特徴のひとつが、「シャトル織機」と呼ばれる昔ながらの織機を使っていること。木製のシャトルが左右に行き来しながら、少しずつ糸を織り重ねていくこの織り方は、今では生産効率の高い機械に置き換わることが多い中、遠州の小さな工房ではいまも現役です。

スピードはゆっくりですが、その分、糸に無理がかからず、ふんわりとした立体感や自然な表情が出てくるのが魅力。職人が一反ずつ、張りや密度、しなやかさのバランスを見ながら微調整していくことで、他にはない優しい風合いが生まれます。


リネン混シャツワンピース(グリーン)


綿と麻、天然素材ならではの気持ちよさ


使われているのは、主に綿や麻といった天然繊維。肌にやさしく、吸湿性や通気性に優れているので、季節を問わず快適に過ごせるのがうれしいポイントです。

また、こうした綿麻の国産生地は、着るほどに、洗うほどに、少しずつ風合いが育っていくのも楽しみのひとつ。日々の暮らしの中で自然と体になじみ、長く付き合っていける頼もしさがあります。


静かに、ていねいに、暮らしに寄り添う一枚


遠州織物は、大量生産では味わえない、素朴であたたかみのある日本製の生地。見た目の華やかさではなく、毎日着たくなるような着心地や、自然に気持ちがほぐれるやわらかさが魅力。

毎日の暮らしに、そっと寄り添ってくれるような一枚です。


タイ・バンコクにあるショッピングモールの装飾を下から撮影しました

パー・カオ・マーとは?

パーカオマー(ผ้าขาวม้า)は、タイで古くから愛されている伝統的な織物でタイ全土で広く使われています。

一般的なサイズは 約75cm×125cm の長方形で、以前は主にコットンが使われていましたが、近年ではポリエステルなどを使用する事でより色彩豊かになりました。

鮮やかなカラーは個性的で目を引き、地域ごとに異なる独特のデザインや色合いが楽しめるのも魅力のひとつです。


様々なパーカオマーで作ったオリジナルトート

パーカオマーの歴史

パーカオマーは西暦958~1057年頃からタイで使われています。北部地方のタイ族がターバンのように巻いていた影響で、女性はサロン、男性は腰巻として日常的に使うものとして取り入れるようになりました。
「パーカオマー(Pha Khao Ma)」は、元々タイ語ではなく、ペルシャ語の「kamar band」(腰布)に由来しています。


こちらは新作のパーカオマーランチトート(準備中)

生活に欠かせない万能布

パーカオマー(PA-KAO-MA)は、長い歴史の中で進化し、暮らしに根付いた国民的な布となりました。
時代の経過とともに用途は広がり、ものを包んでバッグとして持ち歩いたり、食事時にはナプキンやテーブルクロスにも。また、赤ちゃんの頃から、ゆりかごや抱っこひも、授乳カバーとしても活用されています。汚れても洗えば元通り、使い古せば雑巾として再利用できる実用的で持続可能な万能布です。

柄・色などその種類の多さから近年では多くのデザイナーが衣服・帽子・スカーフ・バッグ・小物に活用したり、ディスプレイやインテリアにも使用されています。もともと地元で親しまれてきたこの布は、若い世代や外国人にも人気のアイテムへと変貌を遂げています。


鮮やかなデコレーションが綺麗でした。